「弦に紙やすりをセットして爪を削る」方法を考察する。

PR〈景品表示法に基づく表記〉

ギターの弦に紙やすりを巻きつけて(引っかけて?)爪を削っている光景を見たことがあるでしょうか。

私は前々からこの方法は知っていたのですが、
爪の削りかすが表面板についたり、サウンドホールの中に入ったりしますので、
あまり良い方法と思っていませんでした。

しかし、この方法でしか得られないメリットがあるため、
今はこの方法で爪を整えるようにしています。
(サウンドホールの真上で爪を削っているのを見ると、
もっとギターを大事にしてあげて!と思いますが)

今回の記事では「弦に紙やすりをセットして爪を削る」方法のメリット・デメリットと
気をつけるべきポイントを紹介します。

この記事でわかること

メリット「ベストな爪の形を作れる」

最適な爪の形は自分では分からない

まさに自分がそうだったのですが、
「これが自分にとってベストだ」という爪を見つけた気になっていたとしても、
多くの改善点が残っているケースがほとんどです。

この方法で爪を削れば、一定の条件でベストな爪の形にすることができます。
実は「一定の条件で」という部分がデメリット(注意点)ですので、
後ほど説明します。

デメリット「一定のタッチに特化した爪になる」

削ったときに行ったタッチ(の角度)に特化した爪の形になるので、
実際に弾いたときに角度によっては不具合が発生することがあります。

これに対する対応は下記の爪の削り方で説明します。

やり方

紙やすりを、山折り(こする面を凸)にして弦にセットします。
サウンドホールに削りかすが入らないようにブリッジ寄りにすることを推奨します。
(サウンドホールに近い普段弾く場所が良いという意見もあります)

あとは、演奏で弦を弾く際と同じ動きで爪を削るだけです。
違う動きをすると、あなたに適した爪になりません。
和音から始めると良いでしょう。
練習のはじめに指の動きを確認しつつ行えば、ずぼらな方にはウォーミングアップにもなるかもしれません。

紙やすりの粗さは#600~1000が良いと思います。
通常通り紙やすりを使うよりも削れにくいので、
あまりに細かいと時間がかかり過ぎます。
私は爪がバリ硬でせっかちなので、600を使っていました。

注意点① 色々なタッチで削る

同じタッチで何度も削るのではなくて、
実際の演奏を想定して色々な角度から指を当てて削ります。
タッチの変更幅が少ないと角が残りますので、
本番のミスタッチを想定して極端に角度を変えましょう。

注意点② 抵抗を確かめる

和音によって何回か削ったら、
紙やすりを巻きつけていない弦を実際に弾いてみて、
爪が弦を抜ける抵抗の感覚を確かめます。

重要なのが、「ima」それぞれの指の抵抗感をなるべく揃えることです。
実際には指ごとに爪の生え方が違うので、まったく同じには出来ません。

抵抗を揃えると、スケールや同音連打の際の音質や音の間隔を揃えやすくなります。

今回の記事は以上となります。

最近速いスケールやアルペジオを練習する中で、
爪の引っかかりにより不揃いであると感じていたので、
こまめに今回紹介した方法で爪を削ろうと思います。
こちら、この方法で爪を削ったその後の記事になります。

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

この記事を貼る・送る際はこちら
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事でわかること