クラシックギターの特徴を紹介します!

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私は大学1年生のとき、サークルの勧誘会で楽器の説明を聴き
「楽しそうだ!」と思いクラシックギターを始めました。
(当時、全く音楽経験無しです)
そのときから、もう10年以上が経ち、
楽器を通じて様々な出会いや経験がありました。
振り返っても、あの時ギターを始めた選択は大正解だったと思います。

クラシックギターは新たな趣味を探している方に
是非おすすめしたい楽器です。

クラシックギターは購入してしまえば
維持費がほとんどかからず、一人でいくらでも突き詰められます。
ヴァイオリンやチェロと違い、フレットがついていますので、
音楽未経験者、初心者でも簡単に曲が弾けます。

 この記事では、悪い点を含めたクラシックギターの特徴を紹介いたします!

この記事でわかること

 クラシックギターの良いところ

 音を出すのが楽しい!!


私が最初にギターを触ったときの感想がこれでした。
その時から10年以上経った今でも、
音を出す楽しさは何ら変わりません。

自分の指で弦に触れて音を出すので、
「自分の手に感じた感覚」がそのまま音になります。
初心者の頃は音の数が少ない曲から練習しますが、
簡単な曲でもこの感覚が楽しくてしょうがなかったです。 

多種多様な音色が出るので、
弾いている人の個性がそのまま音色になるのが面白いです。
穏やか、慎重、明るい、ガサツ、完璧主義、音色から
人柄を知ることが出来ます。

例えば村治佳織さんは、暖かさの中に芯のあるはっきりとした音色で、優しさと明確な意思を感じます。

マンションでも弾ける位、音量が小さい


クラシックギターは音量が大きくありません。

リコーダーよりも小さいと思います。
普通の会話より大きいくらいでしょうか。
(勿論、楽器や奏者によります)

隣の部屋の会話が聞こえてこないような環境でしたら、
深夜でなければ弾いても問題無いと思います。

そういった環境で隣の部屋の人が嫌がる音量が出せたら、
むしろ「大いに演奏の才能あり」だと思います(笑)

音量に関わらず、「楽器を弾くこと」自体に
クレームを付けたい人もいますので、その点はご注意ください。 

一人で完成する


ソロギターのためのレパートリーが多いので、
自分のペースで完成させることが出来ます。
(筋肉は全くいりません)

熱心な方は個人でバリバリうまくなれますし、
のんびり弾きたい方はコツコツ仕上げれば良いのです。

他の人との予定やモチベーションを揃えることに
苦労しなくて良いのが魅力です。

休日に「3時間ネットを見ていた」と「3時間ギターを弾いていた」では、
後から振り返った時の充実感も違います。 

レパートリーが広い


古典派と呼ばれる1800年頃から現代にいたるまで、
ギターのために様々な曲が作られています。
編曲を含めれば、ルネサンスの1500年頃の曲も存在します。

ギターのためのオリジナル曲は、正統派のクラシックから、
フラメンコ、ボサノバ等多岐に渡っています。

また、ソロギター(フォークギターを含む)のために
沢山のレパートリーが編曲されていますので、
テレビで流れている有名曲をギターがあれば手軽に弾くことが出来ます。

数ある編曲の中でも、江部賢一さん編曲のジブリ曲集は決定版です。

たくさんの曲がギターのために編曲されていますので、
良い意味でレパートリーの面で節操のない楽器と言えそうです。

レパートリーが永遠?である

流行りの曲をギターソロに編曲して、
10年以上経っても新鮮に弾くことは難しい気がします。
中島みゆきさんの「糸」等、社会に定番として定着した曲ならまだしも
ファッションと同じで歌の流行は変化します。
流行が終わり演奏しにくくなると、
その曲を弾くためのテクニックだけが手元に残りますが、
クラシックの曲なら恐らく死ぬまでは流行に左右されずに
演奏可能と思います。

クラシック曲は聴いているとつまらないかもしれませんが、
自分で演奏すると、曲の完成度が分かり楽しくなります。

クラシックギターの悪いところ

右手の爪は少し伸ばす必要がある

これが、唯一のデメリットではないでしょうか。

接客や医療、介護等のお仕事をしている方は難しいかもしれません。

私の爪は以下の長さです。
(コンクールに出場した翌日に撮った写真なので、現実的な長さと思います。)

手のひら側から指先を見たときに、
「爪がギリギリ見えるくらい」の長さがあれば最低限は弾けると思います。

爪を理由に諦めてしまうのはもったいない楽器です。

現在の私の爪の長さについては、下記の記事を御覧下さい。
クラシックギターを弾く爪はどこまで短く出来るか。

見た目(だけ)のかっこよさを求めたい人には向かない


何を「かっこいい」とするかは人によると思うのですが、
例えばバンドのように大きく身体を振って弾くようなことは
クラシックギターでは行いません。

良い演奏をするために合理的でなければならず、
必然的に余計なアクションは小さくなります。

そのため、見た目や動きで目立ちたいという方には向きません。

アンプを通す楽器に比べて、自分の感覚を繊細に反映できるので、
音楽自体の楽しさは極上です。

音量が小さい


これは先程メリットとして紹介しておりました(笑)

屋外や飲み会で急に弾けと言われると、
かき鳴らすような曲でなければ音色が繊細過ぎてアピール度を欠くかもしれません。

お金はかかるのか


初期費用の内訳は以下の通りです。 

楽器本体 2万円〜
ケース代 4千円〜
チューナー 1千円〜
足台 2千円
カポ 2千円
爪やすり 1千円
教則本 2千円

合計 32千円

維持費は弦の張替えと楽譜の購入にかかる費用がメインです。

維持費は恐らく最低で年間2千円です。
これは、年に2回の頻度で弦を張り替えし、
楽譜はネット上で無料で入手した場合です。

車を持つと年間3050万円かかることを考えると
驚異的なコストパフォーマンスではないでしょうか。

楽器購入に関しては、以下の記事で詳細を解説しております。
初心者におすすめのクラシックギターを値段別に紹介する。

弦の張替え

弦は、人前で発表する場合や
「音が鈍いな」と自分で感じたときに変えれば良いと思います。
古い弦で弾くことは楽器に悪いと言われておりますが、
張り替えてしばらく日が経つと音は元に戻りますので、
全く心配はいりません。
(現在の形のギターが生まれたころの弦は、今よりもかなり落ち着いた音でした)

 清掃グッズ

特別なクリーニング用のオイルやポリッシュは
普通に使っていればほとんど必要ないと思います。
ウン十万、ウン百万の楽器を買った際には、
試しに使ってみても良いかもしれませんが、基本的には不要です。

20万円以下の楽器はほとんどウレタン塗装と思いますので、
ガシガシ拭いてかまいません。
(ぶつけるのはもちろんNGです)

楽譜の購入 

他にお金がかかるのは、楽譜です。

先程紹介した江部賢一さんの楽譜であれば、
26曲入って3000円です。(CD付きなので、少しお高めです)

1曲当たり100円ちょっとですね。

1曲を仕上げるまでに、初心者ですと1〜3ヶ月くらいはかかります。

自分が弾きたい曲をその都度買い足していけば
それ程お金はかからないのではないでしょうか。
(コレクション癖がある方は、その限りではありません)

 本格的にクラシックギターを学びたい方は、
古典派などの伝統的な曲を弾くことになりますが、
ギターのために1900年くらいまでに作曲されたものは
著作権フリーでネットに沢山アップされており、
無料で手に入ります。
【無料楽譜】初心者向けクラシックギターの名曲5曲を紹介する。

それ以降の時代の曲を弾きたい場合は、
弾く分の楽譜を買いましよう。

参考になりましたでしょうか?

音を出すのが楽しく
一人で自宅で練習できるクラシックギターでなければ、
私も挫折していたかも知れません。

自分で演奏出来るようになると、
音感が鍛えられ、音楽を聴くことにも
また違った楽しみが生まれます。

アマチュア同士が成果を披露しあう
発表会も各地で開催されており、
そういった催しに参加してみるのも楽しみ方の一つです。

是非クラシックギターを始めてみましょう!

おまけ:私がクラシックギターを通じて得たこと

ここまで読んでくれた方のために、私がクラシックギターを弾く中で得たものを紹介します。

  • 人前で話す時の振る舞いが上手くなり、あまり緊張しなくなった
    (演奏の方が緊張するので)
  • 動きを分解する癖が付いたので、仕事や趣味の物覚え・上達速度が早くなった
  • 音を聴き取る能力が付き、録音等のノウハウに詳しくなった
  • 仕事以外の人脈が出来、外国人と交流する機会も増えた

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

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この記事でわかること