スピーカー(FOCAL Shape 40)とDAC(S.M.S.L SU-8)をセッティングしました。

PR〈景品表示法に基づく表記〉

スピーカー FOCAL Shape 40と
DAC S.M.S.L SU-8を接続しました。
結論、大満足しております。

この記事では、スピーカー、DAC購入の経緯や感想を書きます。
私も現在に至るまでに紆余曲折ありまして、
同じ失敗をする方がいないように本音を書きます。

また、「オーディオってお金がかかるものでしょ」と調べずに思っている方は
むしろ知識不足故にお金を無駄にする可能性がありますので、
基本的な話を書きます。
(知っている人にとってはごく当たり前の話です)

この記事でわかること

私のスピーカー遍歴

大学生の頃は、ロジクールのPCスピーカーを使っていました。
音は特別良くは無いですが、目立ってここが悪いという不満はありませんでした。

働き初めてから、もう少し良いスピーカーが欲しくなりました。
Twitterでとあるギタリストの方が「BOSE companion 20」を使用しており、
クリアな音とレビューしておりましたので、私も購入しました。

「BOSE Companion 20 」のレビュー

購入したBOSEの「Companion 20」について、感想は以下の通りです。

  • ロジクールよりも音は綺麗、明瞭
  • 接続対象によっては低音が大きすぎて、接続したそのままの状態では使えたものではない
    (イコライザーで低音を最大まで落としました)
  • 低音の音像が太く加工されている(後から分かりました)
  • オーケストラ等の低音を聴くと、音が0.2拍位遅れて聴こえる
    (本来はウーファー等が必要)
  • クラシックギターを聴くなら、そこそこ綺麗に聴こえる

会話や歌が良く聴こえる丁度いい音量に調節すると、
隣の部屋に迷惑な程、低音だけが大きくなってしまったので、
3万円も出してどういうことなの・・」と思いました。

イコライザーで低音を大幅にカットすれば問題なく使えましたが、
機器の個性(長所)を大幅に削ぐ調整でしたので、
この価格帯なら無難にSONY等で良かったと思いました。
(SONYも低価格帯はドンシャリが多く、無個性かもしれないですが)
今後、低価格帯、高価格帯問わずBOSEを選ぶことはないと思います。

そもそも、耳が肥えた方はこの価格帯のスピーカーを単独で使わないので
ネットのレビューもそもそも参考にならないかもしれません。
(ヘッドホンならまだしも)

モニタースピーカー(パワード)+DACの機器構成

我慢してBOSEのスピーカーを数年使っていましたが、
誤魔化して使っていたものだし、流石に買い替えようと思い、
イヤホンで音質が気に入っていたONKYOのスピーカーを物色していました。
(ONKYOは高音きらきらで好きでした)

すると、私と似たスピーカー遍歴の方のブログを見つけました。
(私の比でないハマり具合ですが)
PCオーディオな日々

特にこの文が印象に残りました。

PCオーディオの利点として安価にコンパクトに高音質を得ることが出来るという話でしたね、やってみた感触では、PCとDACとパワードSPの3点セットでも、上手くシステムを組めば、かなりの音質までたどり着けると思います。
https://hkatahkata.hatenablog.com/entry/2014/01/05/103752

上記の記事を見ましてネット上で色々調べたところ、
現在はPC+DAC+パワードスピーカーでオーディオ機器を構成するのが
かなり主流になってきているようです。
当初は私も、DACもパワードスピーカーも何のことか分かっていませんでした。

DACとは

デジタル/アナログコンバーターの略です。
iTunes等に取り込んだデジタル音源をアナログ信号に変換して、
我々は音を聴いています。

この変換処理はごく普通のパソコンでも行われているのですが、
処理の品質が低く、パソコンの中はノイズが多いので、
外部に別で機器を設置した方が音質が良い
ということらしいです。
(詳しい理屈は知りません!)

このデジタル→アナログ変換にこだわらずに、
DACなしでスピーカーだけ高いものを買ったとしても、
お金の無駄ということです。

アンプがいらない?

デジタルからアナログに変換された後、
アナログ信号が弱いため、これを増幅するアンプを繋ぐ必要があります。

パワードスピーカーは、スピーカーにアンプが内蔵されているため、
アンプが不要です。
パッシブスピーカーであれば、アンプを接続する必要があります。

最も安価に良い音を聴く
合計6万円以下の機器構成

ネット上で既に語り尽くされた話ではありますが、
2.6万円 パワードモニタースピーカー TANNOY  / Reveal 402 ペア
2.7万円 DAC S.M.S.L SU-8
0.3万円 ケーブル等
の合計6万円以下の構成でコストパフォーマンス抜群に機材を揃えられます。
伝統あるタンノイのサウンドが安価に楽しめるのは、凄いことです。
下記画像からサウンドハウスへ飛びます。

私もこの構成で止めておけば良かったのですが、
スピーカーはもっと良いのが欲しい
と思ったので、
フランス製のFOCAL Shape 40を購入しました。
上記に書いたDACは中国メーカー製ですが、ほぼ最新のチップを積んでいます。
DACのD/A変換の良し悪しはこのチップの性能で大きく決定するので、
最も人気、定番のものを選びました。

FOCAL Shape 40とS.M.S.L SU-8のレビュー

やっと本題に入りまして、再生環境、機器に関するレビューです。
何も考えず繋いだだけ、昇圧トランス等も使っていません。
パワードスピーカー:FOCAL ( フォーカル ) / Shape 40
DAC:S.M.S.L SU-8
ケーブル:MOGAMI モガミ 2534 RCA 2.5m✕2

DTM界隈の方のレビューも非常に参考になります。
Focal Shape 65を購入し1年経ったので再レビュー

とにかく音のバランスが良い

スタジオモニタースピーカーなんだから、当たり前と思うかもしれませんが、
高音から低音まで、音のバランスが最高に良いです。

私は楽器演奏者なので、これまで聴いてきたあらゆるイヤホン、スピーカーで
音のバランスに満足したことはありませんでした。
ピアノやギター・ソロの演奏であれば、
メロディに対して伴奏の音量をコントロールして曲に表情を与えます。
そのため、余計な味付けがされた機器は、伴奏の音量や密度に違和感があります。
「メロディが盛り上がっているこのフレーズで伴奏の音量がこんなに小さい訳がない」
と感じるわけです。

私は中低音域と呼ばれる帯域が鳴っていないと不満なのですが、
中低音のその下ばかり強調するタイプ(いわゆるドンシャリ)と違って
FOCAL ( フォーカル ) はこの部分が濃密に聴こえます。

「モニタースピーカーなので、リスニング用の音ではないのでは」
「楽しむのではなく、音が全て聴き取れるだけなのでは」
という懸念もありましたが、全くの杞憂でした。

クリアでタイト、自然な中低音、低音

スピーカーのコーンには亜麻(アマ)という植物の繊維が使われているようで、
中低音、低音が自然に聴こえます。
音像がはっきりしていてタイトながらも優しいので、他の音域の邪魔をしません。
決して押し出し、主張が強い低音ではないのですが、
他の声部の邪魔をせずに自然な存在感があるというは大きな強みです。

優しく煌めく高音

このスピーカーの一番の魅力かもしれませんが、
女性ボーカルの高音域の表現が良いです。
音の太さではなく、繊細さと輝きがあります。
高音にクローズアップして見てしまいがちですが、
他の音域のバランス、明瞭さに支えられて高音が光っています。
このスピーカーのせいでYoutubeのTHE FIRST TAKEを沢山聴いてしまいました。
クラシックだけでなくポップスを含めて、ごく普通の曲の良さを再発見しました。

色々なレビューを見て、毎回使っていて感じますが、
クラシック音楽やクラシック音楽に自分のルーツ、美学がある人にとっては
ベストなスピーカーのひとつだと思います。
(ダンスミュージックやロック好きは別です)

FOCAL ( フォーカル ) / Shape 40のサウンドハウスへのリンクは上記画像をクリック

 

今回の記事は以上となります。

「高額なオーディオにはまる?」と思うかもしれませんが、
私は自分の一部にならないものは程々で良いと思っています。
(ギターは演奏中は自分の一部です)
程々で良いと言いつつも、今まで使っていた3万円のBOSEと
今回の機器合計13万円では全く音が違いました。
「金額と音は比例しない」と良く言いますが、比例に近い位の違いです。

ウン十万もお金をかける必要はありませんが、
趣味で楽器や音楽に関わっている人は
最低限のオーディオ機器があっても良いと思います。
(CDコンポが主流の時代に比べると、そんなに高くはないです)

最後までご覧いただき、誠に有難うございました。

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この記事でわかること