この記事では、座って楽器を演奏する際は
この2点だけ気にしていれば上手くいく
という内容を解説します。
私はクラシックギターを弾いていますが、
座って行うこと全てに当てはまるのではと思います。
私は姿勢に関するチェックポイントの2点をかなり前から知っていましたが、
「首」に関しては完全に改善できずにいました。
「首」に関して良いイメージを思いついたのでまとめます。
①背骨
姿勢に関して、1つ目に注意を払うべきは
「背骨」です。
骨盤に対して、安定するように背骨を立てます。
力で背中を立ててはいけません。
見た目の形は気にしなくて良いです。
(人によって筋肉の付き方等、身体が違います)
この状態はあるひとつの状態で固定されるのではなく、
常に変わり続けるものです。
固定しようという意識があると、筋肉も硬直しがちです。
身体の軸が動いたり傾いたりしても、
背骨のカーブや全体のバランスを身体が自動調整する
ことにより安定します。
「柳のようなしなやかさ」というやつです。
これが出来ていると、
椅子に対して坐骨がしっかりと接しますので、
「座っていてお尻が痛い」ということも減るのではと思います。
(学校の椅子の座面が硬いのはそういう理由もあるのかも)
②頭(首)
指導を受けたことがあり、
「力んでいる際は首の状態が良くない」
ということは大分前から知っていました。
しかし、
「首の状態をモニタリングし続けるのは難しい」
と長年思っていて、
演奏中の私の首の状態は合格点ではなかったです。
首の状態を意識するのは難しいので、
「頭の位置」を意識することを推奨します。
「骨盤に背骨を立てる」のと全く同じで
「首に頭を乗せた状態で安定させる」という感覚です。
こちらも力で支えてはいけませんし、
安定した上で自由に動けるのが良いです。
顔はアンテナである神経が集中していますので、
頭は状況を追いかけやすいです。
(首も沢山神経が通ってはいるでしょうが)
まとめ
最後まで記事を書いて気が付きましたが、
最低限「頭」だけ気にすれば良いかもしれません。
人は「身体のとある部分を動かすと、その他の部位は自然に追従して動く」
という性質があります。
例えば、「うちわで顔を扇ぐ」という動きをするとき、
手だけでなく腕や肩等の関節も動きますが、
わざわざ細かく動きを意識はしていません。
重要な器官が集中している頭さえ意識してあげれば、
その他の部分も自然と良い状態になってくれるはずです。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧頂き、誠に有難うございました。