ピアノでオーソドックスなスケールを練習していたとき、
ギターのポジション移動との類似性に気が付きました。
ギターとピアノ、相互に良い効果が得られそうだと思ったので、
気付きをまとめます。
ポジション移動としては同じ
ピアノで横に動くことも、ギターで指板上を移動することも、
ポジション移動としては同じです。
ピアノで音階を弾く際は、ハ長調の場合、
右手なら下記の括弧の区切りでポジション移動します。
(ド レ ミ)(ファ ソ ラ シ ド)
(親 人 中)(親 人 中 薬 小)
手の回転があるかどうか
ギターでポジション移動する際は
なるべく手の形を保ったまま、手を回転させずに移動させる
ことが推奨されています。
(必要なら、移動と同時に押さえを変更しますが)
ピアノでは、この回転はあまり気にしていないように見えました。
ピアノ歴20日の感覚では、
レガートに弾く際は手を回転させてなるべく指を残し、
速く弾くなら回転量を若干減らす
のが良いかなと思いました。
ピアノで手の回転に慣れておけば、
ギターで和音の押さえ替えがあるポジション移動があっても
動じずに精度を保って弾けると思います。
ある指を狙って移動する
ギターでポジション移動をする際に、
既に押さえていた3の指(薬指)の位置に
1の指(人差し指)が来るように移動する
というようなケースが良くあります。
当初、ピアノでスケールを弾いていた際は、
ハ長調でミを中指で弾いた後に、中指の横を目指して親指を移動
していたのですが、
ギターの考えを応用すれば、
「中指の横」よりも「薬指」の位置を目指した方が精度が高そうです。
また、薬指を鍵盤上に置いた状態(弾かずに)でも良いかもしれません。
(ピアノ歴20日の感覚)
ピアノを弾いていると、
鍵盤を押し込まなければいくら触っても音楽に影響はない
ということを改めて意識します。
弦楽器ではありえないことで、ギターを弾いているからこそ
この有難みを感じます。
とはいえ、ピアノで薬指を弾かずにプランティングしておくこと
の正しさは良く分かりませんので、両方練習して、
「ギターで空中の指を目印にして移動する」
「ピアノで置いた指(弾いていない)を目印にして移動する」
の両方が出来れば面白いかなと思っています。
今回の記事は以上となります。
効率の良い動きはどの楽器やスポーツでも似通ってくると思いますので、
様々な分野を上達に活かしたいところです。
最後までご覧頂き、誠に有難うございました。