ギターのサドルを作成しました。

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メインギターのサドルがしっくり来ていなかったので、サドルを作りました。

今回の記事はサドルを作った流れをまとめます。

この記事でわかること

① 材料を用意

サドルの材料を用意します。

塊から切り出すことも出来るのですが、平面を出すのが面倒です。
(アメリカの某ギター製作用品店から買った専用のツールがあり、時短は出来ますが)
そのため、とある会社に注文しました。

サドル材の寸法は幅80mm、高さ8mm、厚さ2.3mmで注文しました。
低音側の最終的なサドルの高さが6.3mmだったので、ギリギリの6.5mm位でオーダした方が加工が簡単だったと思います。

(2つあるうちの片方は予備で購入しました。
並んでいるいかつい塊は使っていません。)

② 厚みを調整

元々のサドルの厚みは2.25mmです。
ほとんど隙間なくサドルの溝に入っています。

注文したサドル材は2.33mmです。
2.3mmで注文して+0.03mですので、工作精度は良いのかなと思います。
(厚すぎると作業時間が増えるので、精度が良いのは有り難いです)

元々のサドルと同じ厚みになるように削ります。
力を入れすぎると、しなって中心だけが削れてしまいます。
たった0.08mm削るだけですが、結構時間がかかります。

目標の厚さまで、削れました。

③ 高さを整える(切り落とす)

元々のサドルに近い高さまで、形を整えます。
サドル材を2つ重ねて、線を書きます。

書けました。

削るには量が多すぎるので、ピラニアソーで切り落とします。

切ります。

ピラニアソーですと、刃の峰の部分に当たることに途中で気が付きました。
久しぶりの作業なので、勝手を忘れていました。
糸鋸に変更します。

切ります。

④ 高さを整える(削る)

ヤスリで更に形を整えます。
序盤は目の荒いヤスリを使います。
(鬼目ヤスリ)

途中から紙やすりに切り替えます。

元々のサドルの高さを参考に、高さを設定します。
売り物にするギターではないので、私は底の部分に弦の位置の印を付けています。
また、各弦毎に音程の調整を行います。
(そこまでシビアにやっていませんが)

⑤ 完成

サドルの高さが決まり、表面を整えて完成です。
私は製作家ではないので、作業にとても時間がかかります。
几帳面でも無いので、工作精度も荒いです。
全く同じ形にするのが目的ではないので、これはこれでOKです。

ぴったり装着出来ました。
多少1~2弦の高さを調整出来るように、左右にはみ出すようにしています。
(切り落とすのが面倒くさいというのもありますが)

私は特にDIYが好きなわけではありません。
作業内容を考えると、お金を払って専門家に作ってもらった方が手間が省けます。
人に頼むよりも、自分で作る方が狙った音に調整できるため、ナット・サドルは自分で作るようになりました。

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

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