アコギのフィンガースタイルの右手について伝えたいこと。

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恐らくギター歴は30年にも及ぶ方だと思うのですが、右手の弾き方がぎこちなく、不安定さを感じます。
(批判したい訳ではないです)

「クラシックギターを弾け」という気は毛頭ないのですが、「クラシックギターの技術」をもっとパクって欲しいと思いました。
それによりクラシックギターの優位性は薄れるかもしれませんが、それは自然な淘汰です。

ロックのように音楽は「社会や組織から外れた人間の叫び」で「ギターなんてお行儀良く先生から学ぶものでない」と思うかもしれません。
そうすると、技術は後世へ受け継がれず、例外で天才が現れたとしてもその代で途絶えてしまいます。 

「求めている音が違う」のは理解出来ますが、ある程度の基本は身につけるべきと思います。
アコギのフィンガースタイルに通じるクラシックギターの技術4点をまとめます。

この記事でわかること

①右手の指は「握るように」動かす

右手の指は握るように動かします。
すると、身体の機能として普段から行っている動きに近いので、あまり力を入れている感覚が無いまま大きな力を発揮することが出来ます。
結果として右手は全く力みません。
「大きな音が出ていないのに力んでいる」は自己満足であり、悪い弾き方のサインです。

「手のひらの根本の間接だけを動かす」という人もいますが、その他の指の間接も追従して動くので、自然な動きを妨げる表現と思います。

②弦は弾かない(はじかない)、押す

弦を指で叩いたり、はじいたりしてはいけません。
音が前に飛ばずに散るので、伴奏ならそういった音の方が良いと思う方もいるかもしれません。

クラシックギターにはプランティングという技術(弾き方)があり、①弦に指をセットして②弦に圧力をかけ③弦が指先を抜けます。
慣れてくると、①と②を一瞬で行うことが出来ます。
③について、指が弦を避けてはいけません。
これによって、しっかりした遠くに飛ぶ太い音を出せるようになります。

③右手を上に逃がさない

握るように右手の指を動かし、弦を押して弦が指先を避けていれば、右手はほとんど動かなくなります
右手がほとんど動かない状態が技術としては理想です。

力で動かさないように固定しようとすると、むしろ手は弦に弾かれて動きます。
リラックスしていた方が弦の反動を吸収することが出来ます。

右手を上に逃がすことで得られる音質があることも理解します。
右手を動かす弾き方と動かさない弾き方のどちらも出来ればベストでしょう。

④親指は使わない弦の上に置いておく

アコギではギターの表面板に小指を付けて右手を安定させることがあると思います。
(クラシックギター奏者でもいますし、リュートでも普通のことです)

現代のクラシックギター奏法では、使わない低音弦の上に親指を置いて安定させるのが主流です。
クラシックギターでは、たまに低音弦で倍音を鳴らして音を伸ばしたいときがありますので、低音弦に親指を置きたくない場合があります。
アコギはそういったことの心配が無いと思いますので、低音弦に親指を置く方法はむしろ使いやすいでしょう。

今回の記事は以上となります。

アコギのフィンガーピッキング向けに書きましたが、クラシックギターにおいても上級を目指す人には最重要の項目だと思います。
完璧に出来ていたら、上級レベルかもしれません。

追記)ここに書いた方法はテクニックとしては非常に有効と思います。
しかし、音に芯が生まれ重厚になることから、伴奏としての軽さは失われます。
良い意味での軽さや指を引き上げる動きも文化の一部だと思います。
全てを合理的にしてしまうと、味が失われてしまうかもしれません。

最後までご覧いただき、誠に有難うございました。

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この記事でわかること