イヤーマフを買いました。
耳栓のヘッドホン版です。
どちらかというと、工事現場や大きいエンジンが回っている場所で使うものかもしれません。
購入理由は、以下のとおりです。
- コンクールの控室で、なるべく音を聴かずに自分の指先の感覚に集中したい
- 飛行機や新幹線の長時間移動の際に、集中して読書や作業をしたい
自分で思っていた感覚とは少し違っていましたが、購入して大正解でした。
既に元は取れたと思います。
本記事ではイヤーマフのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
防音性はどうか
結論として、無音にはなりません。
不快な成分の音がカットされるだけです。
自宅の前に公園があり、夏は窓を締め切ってもセミの声が聴こえてくるのですが、それはほとんど無音になります。
試しに、youtube等で音をかけてみると、人の声や楽器の音は聴こえてきます。
電車で使うと、隣の席の会話は聞こえてきますが、ある程度離れた会話は集中を妨げない範囲まで遮断されます。
ノイズキャンセリングのイヤホンと違い、荒いホワイトノイズが聴こえないので、イヤーマフの方がより集中しやすい気がします。
本当は仕事中も使いたいのですが、世間体の面で無理そうです。
他の方のタイピングの音、足音、ため息等を遮断出来れば大幅に効率は上がると思います。
コンクールの控室で役に立つのか
大いに効果を発揮しました。
控室では多くの方が練習していますので、意図せずとも普段より音量を出してしまいます。
その結果、楽曲が本来持っている音量の幅とは異なる範囲で練習してしまい、力も入り、指先の感覚が崩壊するのが良くあるパターンです。
イヤーマフは、防音性は全くもって完璧ではないのですが、自分の出す音はピアニッシモでも骨伝導のように聴こえてきます。
つまり、周りの音は聴こえますが、指先の感覚に集中した練習はしやすいです。
直近で出場したコンクールは控室が広く、周囲の音は邪魔にならなかったですが、それでも身体の感覚に集中したいときはこのイヤーマフに助けられました。
しかし、控室でヘッドオンっぽいものを付けながら練習している絵面はあまり良くないと思います。
デメリット
デザインがダサい
今回私が購入したイヤーマフはペルター(3Mが買収)製のX4Aというモデルです。
耳に当たる部分のカップの厚さが薄い(46mm)もので防音性が良いものを選びました。重量は234g、遮音値(NRR)は27dBです。
黄緑が使われており、安っぽいので悪目立ちします。
合皮の質感も、かなりチープです。(丈夫そうではあります)
当初は、もう一つ上位機種のX5Aを調べていました
これは遮音性にかなり定評があり、31dBでした。
イヤーマフの中で決定版のような扱いです。
色もオールブラックで目立ちません。
ところがどっこい、カップの厚さが81mm!あり、正面から見たらパンダのようになること間違いなしでした。
また、重量も351gと重いです。
厚みと重さが気になるようであればX4A、地味な色で高い遮音性が欲しければX5Aという判断で良いのではないでしょうか。
かさばる
普通のヘッドホンのように首にかける際はこんな形です。
私は邪魔だったのでギターケースの上に挟んでいました。
持ち運びを気にする場合は、折りたたみタイプや耳栓タイプが良いでしょう。
私はソニーのノイズキャンセリングイヤホンを持っていましたし、中途半端な機能のものを買ってしまうのが嫌だったのでイヤーマフにしました。
まとめ
私も当初は「こんなものを買ってどうする」と思いましたが、「集中して本を読む、作業する、練習する」ことによって投資額はあっという間に回収出来ると思いました。
(実際にコンクールで私を助けてくれ、辛うじて3位入賞出来ました)
日頃、騒音に悩んで集中出来ない方も、周囲に音がある中で自分の感覚に集中したい方にもイヤーマフはおすすめです。
最後までご覧頂き、誠に有難うございました。