腕による右手の動かし方について。

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1弦~6弦の間で手の位置を移動させる場合や、音色を変える際は腕を使って右手の位置を変えます。

弦を跨いで弾く場合(スケール等)、右手の移動は意識的に練習した方が良いです。
練習では自然に弾けていたとしても、本番の緊張で硬くなった際に右手を固定してしまうからです。

腕を使った右手の動かし方について、まとめます。

この記事でわかること

どこを動かすか

身体の構造上、右手の位置を変えるには「肘」か「肩」を動かすしかありません。
(角度を変えるなら、手首も使います)

「肘」か「肩」を動かすということを知っておくだけでも、ぎこちなさが解消される気がします。
なれない人は上半身ごと動かしてしまうかもしれません。

身体の動きを理解してシンプルに考えるのが良さそうです。

「肩」を動かす場合


肩を動かす場合の特徴は以下の通りです。
(肩から先を動かす)

  • 弦の移動をする際に音色が変わらない
  • ギターの角に腕が引っかかる

スケールやアルペジオ等で弦を跨いで移動するなど、音色を変えたくない場合は「肩」を動かすのが良いです。
ただし、「肩」で動かすとギターの角の引っかかりを感じるため、技術的に余裕がない場面では使いにくいかもしれません。

「肘」を動かす場合


肘を動かす場合の特徴は以下の通りです。
(肘から先の前腕を動かす)

  • 弦の移動をする際に音色が変わる
    (1弦にいくにつれ、音が硬くなる)
  • ギターの角の抵抗を感じない

「肘」を動かす際は、ギターのエッジと水平に前腕が動くので抵抗を感じません。
滑らかな移動が可能であるため、技術的に難しい場面でも使いやすいです。
しかし、肘を中心とした小さい円で右手を動かすので、1弦にいくにつれて音色が硬くなってしまいます。
音色の変化が許容されるかどうかを気にしつつ使うのが良いでしょう。

脱力して肘を落とすのが良いかも


肘で右手の位置を変える場合、前腕と弦の角度が直角に近づく程、音色の変化は大きくなります。
音色の変化を最小限に抑えたければ、脱力して少し肘を落とし、前腕と弦の角度を鋭角にするのが良いと思います。

私もまだ試行錯誤中ですので、これが必ず正しいとは思っていません。

「肩」と「肘」の複合

「肘」を動かすことで前腕を滑らせておけば、音色を抑えつつ「肩」を動かすことによるギターの角への引っ掛かりやすさが緩和されるかもしれません。
無意識にやっている動きではありますが、練習していないとこの動きは混乱するでしょう。

6弦から1弦へ移動する場合は以下の動きです。

  • 肘を動かして前腕を落とす
  • 肩を動かして脇を締めていく

逆に1弦から6弦へ移動する場合は以下の動きです。

  • 肘を動かして前腕を上げていく
  • 肩を動かして脇を開いていく

本番に向けて備えておく

右手の位置の移動は、本番で急に出来るものではありません。
腕の感覚がある状態で演奏していれば、右手がガチガチになってしまうことは避けられるでしょう。
本番を想定して練習しておくのが重要です。

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

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この記事でわかること