3ヶ月程前から足とギターの間に置く滑り止めを使うのをやめました。
どのような心境の変化があったか、この記事でまとめます。
フォームと力みを改めて見直した
半年位の期間をかけて、自分のフォームや力の入り方を見直しました。
本人からすると劇的に変わったつもりなのですが、他人からは分からないと思います。
そこで気が付いたのですが、フォームが崩れず、尚且つ脱力出来ていれば楽器は滑りません。
楽器が滑ることが「フォームの乱れ」か「力み」が発生したことのアラートになってくれます。
本番では予期せぬ出来事は起きるものですが、滑り止めを使わなくても問題の無い奏者になりたいと思っています。
客観性の維持にも役立ちそうです。
元から滑らない訳ではない
私の場合、足と胸だけ楽器を支えようとすると滑ります。
滑り止めなしでギターを支えるのに向いている身体ではありません。
右手を自然に添えることで楽器を保持しています。
音が悪くなるのを心配した訳ではない
滑り止めをやめたのは、音が理由ではありません。
足とギターの間に一枚シートがあったところで、そこまで音への影響は無いと感じています。
試奏時に使うような大きなギターカバーでは、音が悪くなったことが分かります。
重いギター支持具では、カバーより更に音が悪くなります。
ギターって難しい?
私の場合、ギターが滑っていたのは「力み」と「猫背」が原因でした。
この要素が顔を出すと、容赦なく楽器は不安定になります。
こういった要素を抱えている人にとっては、ギターって結構難しいと
元から姿勢が良く、自然に弾いている人にとってはなんとも無いです。
挑み続け咲いた一輪が美しい
滑り止めを使い続けていれば、労力無しで演奏時の不安を解決出来ました。
私の場合は、滑り止めは臭いものに蓋をする行為でした。
(歯が痛いときに、痛み止めを打つような)
思い切って滑り止めをやめたことで、新たな成長の機会になったと思います。
体格やフォームによっては、どうしても滑り止めが必要な場合があるため、全員に当てはまる訳ではありません。
冷静に自分をモニタリングするのも、楽しくないですし、結構大変だと思います。
最後までご覧頂き、誠に有難うございました。