アマチュアギターコンクール(アマコン)の二次予選テープ審査に落選しました。
過去の私の落選履歴やアマコンの予選の難易度について、この記事で書いてみます。
恥は晒してなんぼです。
ちなみに、アマコンは以下の順で審査があります。
- 一次予選(録音)「愛のロマンス」
- 二次予選(録音)「課題曲」
- 最終予選(ステージ演奏)「課題曲(二次予選とは」
- 本選 5分〜8分の自由曲
筆者の過去のアマコンの履歴
私の過去のアマコンの参加履歴は以下の通りです。
2014年から東京で勤務しており、生活が落ち着いた2015年から参加し始めたようです。
開催回 | 年 | 2次予選課題曲(テープ) | 結果 |
第16回 | 2015年 | メヌエット・ハ長調Op.25(ソル) | 落選 |
第17回 | 2016年 | プレリュード第7番(ショパン~タレガ) | 本選出場 |
第18回 | 2017年 | ワルツ・アンダンティーノ(カーノ) | 出場せず(申込失敗) |
第19回 | 2018年 | タンゴOp.19-1(フェレール) | 落選 |
第20回 | 2019年 | 練習曲Op.31-3(ソル) | 本選出場 |
第21回 | 2021年 | 水神の踊り(フェレール) | 出場せず(申込失敗) |
第22回 | 2022年 | マリア・ルイサ(サグレラス) | 落選 |
体感として、アマチュアギターコンクールには長年取り組んだつもりです。
しかし、上の履歴を見ますと、まともに参加した(申し込んだ)のは5回です。
申込失敗の想い出(Recuerdos De La Mousikomisippai)
私は愚かなので2017年、2021年の2回、コンクールの申込みに失敗しています。
2021年は私生活のバタバタで気が付いた頃には申込み期限を過ぎておりました。
昨年なので、つい最近のことです。
「死ぬ訳でない」と思って、もはやこれぐらいでは動じなくなっています。
(しかし、周囲の応援してくれた方には大変申し訳ないです。)
2017年は、トリッキーな手続きミスをしました。
その前年度の2016年に本選出場となり、2017年は一次予選(録音審査)の「愛のロマンス」が免除となりました。
そのため、二次予選(録音審査)から準備をします。
二次予選の録音の送付期限は、一次予選のおよそ一ヶ月後です。
しかし、参加費の支払いは一次予選と同じ締め切り迄に済ませなければいけないことに気が付いていませんでした。
また、参加費を「全日本ギター協会」でなく、「日本ギター連盟」に振り込むという致命的なミスを犯しています。
これは頭がおかしいとしか思えません。
(全日本ギター協会はそもそも振込による参加費の受付を行っていない)
その際は志田英利子先生に大変ご迷惑をおかけしました。
日本ギター連盟に間違って振り込んだお金は「ギター大好きみんな集まれギターコンペティション」の参加費として受け取ってもらいました。
過去の予選の反省
二次予選(録音審査)の反省(通過率40%)
私が過去に二次予選で落ちた際の反省点をまとめます。
メヌエット・ハ長調Op.25(ソル)
この課題曲で落選した理由は以下の通りだったと記憶しています。
- 休符の音価が違ったことで拍がずれた
- テンポが遅かった(重かった)
この落選は他の落選と比べて確実に自分に非があると思いますが、最も残念に感じました。
(メンタル的に未熟でした)
落選すると参加賞としてメダルが届くのですが、このメダルが尚更悲しみを煽るのです。
(メダルで膨らんだ封筒が届くと落選)
演奏に関しては、完全に拍通りに消音するといかにも「止めた!」という表情になるため、柔らかい消音のタイミングを模索しておりました。
これが上手く出来ておらず、拍がずれて聴こえる演奏になってしまいました。
脱力も甘かった時期なので、力みによって演奏も遅い・重いものだったと思います。
タンゴOp.19-1(フェレール)
この課題曲で落選した理由は、3連符の1つ目で溜め過ぎたためでした。
(他の部分もあったかもしれません)
頻繁に3連符が登場する曲なので、その回数分だけ減点になったのでしょう。
Youtube上で私と同じく「3連符の1つ目を溜め過ぎた演奏」があるのでは、と思いましたが、1つも見当たりません。
強いて言えば、アマチュアギターコンクールの審査員でもある石田忠先生の演奏は程よく溜めている方かと思います。
私の場合、ここからさらに余計に崩した演奏をしてしまいました。
マリア・ルイサ(サグレラス)
2022年度の落選理由は以下の通りでした。
- 低音の消音(音価)が守られていない
- 短調の前半に対し、長調の後半でテンポが遅くなる
- フレーズに溜めがある
2022年の落選理由は、全て意図的に行ったものだったため、落選してもあまり残念には思いませんでした。
低音の消音(音価)については、楽譜が厳密な音の長さを示しているものでは無いと読み取り、勝手に長さを変えていました。
私が音を伸ばしたいくつかの低音で、審査上「伸ばさないほうが良い低音」があったようです。
速度やルバートに関しては、楽譜の意図を読み取って意図的に正しく崩す方法を模索していたところでした。
(演奏に生命力・躍動感を持たせるために、最近の課題にしています)
しかし、遅くしたテンポをどこかで戻す(その逆も含む)が上手く出来ておらず、拍を逸脱した崩し方に聴こえたのだと思います。
最終予選は2回中2回通過(通過率100%)
テープ審査を通った後の最終予選のステージ演奏では、2回中2回通過しています。
第17回2016年の課題曲「練習曲Op.31-10カンタービレ(ソル)」は、3声を聴き取る練習として非常に勉強になった課題曲でした。
余裕が無かったので、演奏の記憶はありません。
第20回2019年の課題曲は「エンデチャとオレムス(タレガ)」でした。
エンデチャは完全に楽譜通りの拍を守って弾きました。
しかし、審査においては不評だったと記憶しています。
エンデチャは自由に崩す演奏が主流なので、物足りなく聴こえたかもしれません。
狙った音色・音量が出なかった部分もありましたが、ミスとして数えられる箇所は無かったです。
テープ審査を振り返って
こうしてみると、私が落ちているパターンは毎回「楽譜通り弾けていない」です。
恥ずかしい話ですが、もっと早く記事にまとめていれば今年の落選は防げていたかもしれません。
過去にテープ審査に落ちた際に「技術的に上手ければ問題ないはずだ」と思ったこともあります。
恐らく、それは間違いです。
クラシカルやスペイン(ギターコンクール)で優勝するようなレベル(技術)であったとしても、楽譜上の重要なチェックポイントを外していたら落選するでしょう。
個人的な要望
今年、申し込み手続をしていて感じたコンクールへの要望を書きます。
(ただの個人的なわがままです)
参加費は振込を希望
現金書留で録音したCDと一緒に参加費を送ると、600円くらいかかりました。
参加費は銀行口座への振込が可能になったら便利です。
審査音源の送付はデータを希望
録音審査の音源について、データ送付が可能になれば嬉しいです。
最近のパソコンはディスクドライブが無いです。
私は会社のPCで録音音源をCDに入れました。
人によっては、コンクール用のCD作成のためにディスクドライブを購入するケースもありそうです。
今回の記事は以上となります。
本当は来年までにやるべき課題を書こうと思っていましたが、記事が長くなってしまったのでここで終わります。
最後までご覧頂き、誠に有難うございました。