演奏の動画を撮る意味を考える。

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つい先日、友人の結婚式で演奏をしてきました。
同席した別の友人が動画を撮ってくれたのですが、改善点が浮き彫りになっていました
動画を撮る練習を増やさなければいけないと思いましたので、本記事にて有効と感じた点をまとめました。

私の知人のアマチュアプレイヤーを見ても「動画を撮っているor一定期間撮っていた経験がある」方は客観的な修正が行われているように思います。

この記事でわかること

映像のフィードバック

撮影した映像でフォームや身体の使い方を確認することが出来ます。

自分のフォームをチェックする目的としては、動画でなくとも、鏡を使って練習しても同じ効果が得られるはずです。
しかし、実際の演奏では、目で自分のフォームをチェックすることは出来ません。
右手や左手は目視出来ますが、演奏中は視覚情報を優先しません。

動画を撮り、通常の演奏と全く同じ条件で演奏することで、自身の改善点を見つけられるでしょう。

時間が立った後、過去の自分の動きを振り返ることが出来るのも大きな強みです。
成長の度合いを動画を撮って細かく観測したいところです。

音のフィードバック

これは録音しても同じなのですが、後から自分の演奏を客観的に聴くことが出来ます。
演奏中は手を動かすことにも意識を向けているので、演奏していないときと同じレベルで音を聴くことは出来ません。

友人・知人と撮影した動画を共有することでお互いにフィードバックを得ることも出来ます。

緊張対策になる

私は、ビデオカメラやマイクが前にあっても少し緊張するタイプです。
人によって異なりますが、「記録されているなら良いものを残したい」と考えていつもと同じ演奏が出来ない、というのは少なからずあるでしょう。
これは「人前で良い演奏をしたい」という気持ちに通じる部分があります。

人はずっとストレスがある状態ではいられないので、段々と状況に適応します。
動画を撮ることで録画機材と緊張状態の両方に慣れていくでしょう。

これによって、本番の演奏での緊張対策になると考えます。

もしかしたら、録画機材だけに慣れてしまう人もいるかもしれませんが、良い演奏が取れるようになったことを素直に喜べば良いでしょう。

集中した練習が出来る


緊張対策と同樣、「記録されているなら良いものを残したい」と思うことにより注意が音に行き届くようになります。
こういった気持ちも雑念に該当するかもしれませんが、プラスの力に変えたいところです。

コンクール用のテープ審査の録音をしていた際に、録り直す度に自分の演奏が良くなることに驚きました。
意図的に修正した箇所もありますが、音に集中したことにより無意識に改善された部分も多いです。

ミスの数が分かる


動画を撮り始めたら1曲を最後まで弾ききることを目標の1つにしましょう。
自分のミスの量を客観的に計測することが出来ます。
ミスを流して弾く練習にもなります。

練習で80~90%しか弾けていないのに、本番で100%を求めて緊張で60%しか弾けなかったと嘆くのは良くあるパターンと思います。
練習の80%が本番の60%で済んでいるなら、良い方でしょう。

ミスをすることやミスの量を把握して、自分の実力を把握し、動じないようにしたいところです。
録画した動画をチェックして、ミスの傾向を把握し分析することも重要です。

今回の記事は以上となります。

さっと動画を撮って、外出先でもどこでも見ることが出来るというのは、技術の進歩した現代ならではのアドバンテージだと思います。
これを上達に活かさない手はないので、積極的に動画を撮るようにしましょう!

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

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この記事でわかること