既存の足台に対して、私はいくつか不満な点がありました。
- 幅が狭く、倒れやすい
- 足を引っかけると倒れる
- 倒れた際にうるさく、下の階の住民に迷惑をかける
- 倒れた際に高さがリセットされ、再セットするのがだるい
上記の事象は足台を使っていれば「ごく普通に発生すること」です。
「足台は倒さない」もしくは「倒してしまったとしても、何も思わない」という心の広い方は、今回の記事は読まずにスルーしてOKです。
足台が倒れることに対していちいちイライラする私は、間違いなく心が狭いでしょう。
私は寝る30分~1時間前は部屋の電気を完全に消灯してストレッチしたりぼーっとしています。
その際によく足台を倒します。
倒した足台を戻すのが面倒ですし、下の階の人も夜分遅くに「うるせえ」と思っているだろうなと罪悪感を感じます。
「皿洗いや洗濯がめんどう」と同じように「足台が倒れ、もう一度立て直す」ことがストレスになっていました。
既存の足台の欠点を克服した代用品として、サンカのデコラステップという製品を購入しました。
いわゆるふつうの踏み台です。
しかし、ネット上の数多くの製品を検討してギターの足台はこれがベストではないかと考えています。
今回の記事は、ギター演奏用の足台としてサンカのデコラステップをレビューします。
倒れない
従来のギター演奏用の足台は、幅10cm程度です。
それに対して、サンカのデコラステップは39.5cmの幅があります。
これだけ幅があれば、倒れようがありません。
レビューと言いながら、これ以上書くことがないです。
倒れないので大きな音がしない
サンカのデコラステップは、その幅の広さゆえに倒れることがまずありません。
そのため、下の階の住民に迷惑をかける心配をしなくて済みます。
足台を倒してしまって、家族に「うるさい」「何やってるの」と言われることもなくなります。
これによって円満な家庭をキープできます。
倒れても高さが変わらない
サンカのデコラステップは倒れません。
しかし、もし倒れてしまったとしても、足台のように高さが変わることがありません。
足台に触れて調整し直す動作が発生しません。
私が学生時代から長年使っている足台は正直汚いです。
足台を触った手でギターに触りたくありません。
右手は主に弦しか触れないのであまり関係ないのですが、ギターは綺麗に保ちたいです。
デコラステップのデメリット
ギターの足台として完璧と思われたデコラステップにもデメリットはあります。
以下のとおりです。
- 足台の高さを変える人は使えない
- 持ち運びにも不向き
- 思っているよりは重い1160g(足台は660g)
私はもう足台の高さはほとんど変更しません。
持ち運ぶ際はふつうの足台を使います。
部屋に置きっぱなしなので、重さを意識するタイミングはないです。(お風呂場の椅子と似た重さです)
よって、この製品のデメリットは気になりません。
以上です。
追記:引きずったときの音は大きめ
デメリットに関して、追記です。
床の上を引きずったときの音はやや大きめです。
お風呂場の低めの椅子を想像してもらって、摩擦によって「ズズッ」という音が鳴ります。
「高さ20cm」は多くのギター弾きに適合する
私が使っている足台はオオハシのFT-2という製品です。
高さの範囲は、約110mm~約215mmの間で4段階です。
私はこの足台を低い方から数えて3段階目にセットしています。
足台の高さは人によるのですが、この3段階目に足台をセットする人の割合はかなり多いと思われます。
私は過去には足台は下から2段目にセットしていました。
太ももとギターの間に隙間を作るカルレバーロの教本にあるようなスタイルです。
この頃、人よりも「足台が低いこと」で姿勢に無理がないことを多少なりとも良いことだと思っていました。
しかし、今では太ももとギターを密着させて安定するように標準的な足台の高さにしています。
私の友人もこのフォームを採用していて「見た目では足台がちょっと高い?」と思っていましたが、自分も全く同じスタイルになりました。
話が遠回りしました。
個人差は当然ありますが、足台の3段目である20センチはもっとも使用割合の高い足台の高さではないかと考えています。
サンカのデコラステップは20cmぴったりです。
Amazonで調べると、20cm以外の製品も多く出てきます。
3段目以外にセットしている人であっても、使えそうな踏み台が揃っていました。
サンカのデコラステップは、もっとも使うであろう20cmの高さで固定された状態なので、足台を出しっぱなしにする人には最適です。
既存の足台が頻繁に倒れることには心底うんざりしていたので、素晴らしい製品に出会えて幸せです。
ギターの足台として使わないときには、高いものを取るための台や子供用の椅子としても使えます。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。