新発見の練習方法(指1本練習)とその効果について書く。

PR〈景品表示法に基づく表記〉

一見、効果が無さそうで阿保らしく見える練習方法を思いつきました。
タイトルにある通り、指1本で弾く練習です。
(ピック弾きのトレモロのようにアップだけで弾く)

私はこの練習で「薬指aの速弾きが苦手である理由」に気付きました。
ここまではっきりと欠点が炙り出されたのは驚愕です。
プロ奏者でもこの欠点で壁にぶつかっている方がいるかもしれません。

この記事でわかること

練習方法発見のきっかけ

習っている先生に右手の技術不足を指摘されました。
そのため、メトロノームに合わせて4つ打ちで弾く練習をしていました。
(ドドドド、レレレレ、ミミミミ~)
音の粒や間隔を揃えつつ、限界の速度をアップさせるのが目的です。
im、mi、ia、ai、ma、amの各6パターンで行います。

十六分音符で「im」で弾きたいとしたら、少なくとも「i」と「m」はそれぞれ単独で八分音符の速度で弾けなければいけないと気が付きました。
そこで指1本の練習も必要ではと思い立った訳です。

指1本練習の内容

「i」「m」「a」の指1本でメトロノームに合わせて弾くだけです。
演奏可能な最速のテンポにチャレンジしましょう。

何が得られるか、何が分かるか

指の動かし方の基本が身に付く

指を最大限の速度で動かそうとすると、指の付け根、手のひらの中にある関節を動かさなければいけません。
最大限の速度で指を動かせば、小難しい理屈抜きで指の正しい動かし方を確認出来ます。

人に基本を教える際に「握るような動き」等の例えを使って説明していたのですが、これをやってもらえば完結します。

「できているつもり」でも「できていなかった」

私はこの指の動かし方の基本を理解していました。
ウォーミングアップも兼ねてゆっくりの曲を弾く際には、指の動きを確認するようにしていました。

しかし、指1本で限界の速度で弾く練習を行ってみたところ、「薬指a」だけは普段弦を弾く際の動きと異なっていました。
速く弾くときと弦をしっかり捉えるときで指の動きが違うのです。
(無意識に混ざってしまうのは良くない)

つまり、「薬指a」は基本の動きが完全に出来ていませんでした
「ia」「ai」で速弾きする際は正しい動きが出来ていますが、和音やはっきりした音を出したいときは、指を深くかけ過ぎて指先の関節を使って指を逃がしていました。
これは先生が気が付かないような小さな不具合で、自分で気が付くしかありません。

「ma」「am」の指は弾きにくいという思い込み(事実ですが)が先行して、深く原因を考えていなかったので、私の「a」の欠点は放置されていました。

薬指「a」の動きを直すには

他の「p」「i」「m」がいつでも弾けるような手の角度で「a」の指1本速弾き練習をやってみるつもりです。
「他の指がいつでも弾ける状態」といっても、単に弦に触れているだけでは意味がないので、時折「i」と「m」の動きを確認しつつ、メインで「a」の指を鍛えます。

悪い癖が抜けてきたと感じた時点で、和音を弾いてみて「a」の動きが変わらないことを確認します。

爪の形も見直しする必要がありそうです。

今回の記事は以上となります。
「基本が完璧!」な人はやる必要がない練習方法かもしれません。

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

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この記事でわかること