クラシックギターを弾く爪の断面のカドを紙やすりで落とすべき理由。

クラシックギターを弾く爪は、ガラスやステンレスの爪やすりで形を整えた後に2000番等の細かい紙やすりで断面の角を落とします。
(上から見た形でなく、断面を丸く仕上げる)

この工程、とても重要です。
「2000番のやすりで爪の断面を丸くする」のは、練習前に必ずやった方が良いです。

私もこの作業をサボって練習することが多かったのですが、改めて行ってみると違いに愕然としました。
上級者になってからでないと気が付けなかったメリットもありました。

「爪の断面のカドを落とす意義」をこの記事でまとめます。

太くて丸い音を出すための労力が減る

爪の断面のカドを落として丸くすると、音も太く・丸くなります。
これは良く言われていることです。

「太く丸い音を出すために、過剰に気を使わなくて良い」のがメリットだと感じています。
「タッチに気を使う」というのは演奏時に大きなエネルギーを消耗します。

爪の断面のカドを落とすだけで「演奏が簡単になる」ということです。

スケール、トレモロ、アルペジオにも有効

速弾きとしてスケール、トレモロ、アルペジオを行う場合、音色に気を使う余裕がありません。
そういった場面でも、爪を仕上げていれば最低限の音色の質を担保出来ます。

楽器の高音がヘタらない

私は長年、長時間の練習の際に楽器がヘタってしまうことに悩んでおりました。
この原因の一部が「爪のメンテナンス不足」だったかもしれません。

爪を毎回磨いていない状態ですと、音が鋭く明瞭になります。
これは楽器(表面板)の一部の部分しか鳴らしていない状態でした。
細い音で弾き続けると、表面板がヘタってしまいます。

表面板というサンドバッグを、拳に鋭いものを着けて殴っているようなものです。
ボクシンググローブを着けるのと同じように、爪を毎回磨く必要性を強く感じました。

 指の速度による音色の変化が付く


爪のカドを落とすと「弦が指を抜ける速度」を変えることで音色の変化が付きます。

爪をしっかり整えていないと、「指の速度」による変化が付きません。
極限まで太く丸い音を出せる爪にしておかないと、細く硬い音とのコントラストが出ないのです。

ギタリストの中では、福田進一氏の音色の変化はとても広いです。
ああいった音を出すには爪の状態が良いことは必須だと思いました。

「爪の断面を丸くする」まとめ

爪の断面を丸くすることについて、細かく分析すると複数のメリットがあります。
継続して行うために「何故行うのか」理由を知っておくことが大事だと思いました。

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。

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