演奏技術

部分的な暗譜の必要性をまとめる。

本記事では、部分的な暗譜の必要性を書きます。

以下、私のケースです。
発表会本番の日が近づいてきましたが、
上達の速度が思ったより遅いと感じました。
譜面を見ながら曲を通して弾けるレベルなのですが、
2週間程弾いていても技術的に停滞感があります。
原因を考えた結果、私の過去の記事に答えがありました。
練習の目的と段階を考える。
人は愚かなので、同じ過ちを何度も繰り返します。

先日書いた「曲のイメージ・理想の明確化」に対して、
「運動のイメージの明確化」をすべき、という点が結論です。

追記
部分的に暗譜したとしても、暗譜した直後は
記憶から動きを引き出すのに時間がかかるので、
(譜面を見ながらよりは速いけれども)
本番には充分余裕を持って準備しなければなりません。
(失敗しました)

演奏のクオリティが上がらない原因とは

①弾きたいフレーズに対して技術が追いついていない

技術が足りないケースとして以下の例が考えられます。

  • アルペジオやスケールの速度が足りない
  • 難しい和音が押さえられない
  • ポジション移動で失敗する
  • 狙った音量、音質が出せない

今回の記事で言いたいことは、
弾けない部分があった際に「技術不足」のせいにしがち
ということです。

それは、「ある程度弾ける人の話では」と思うかもしれませんが、
そうではありません。
左手の押さえ替えを例にして考えてみると、
余程難しいパターンでなければ、初心者でも部分的には弾けてしまうことがあります。
抜き出して弾けるレベルのフレーズであれば、本当は弾けるのです。

全力でやってみてダメだった、私には能力がない
と思いたくないので、人は「言い訳・保険」を用意します。
それが「セルフハンディキャップ」です。
擬似的に天才になるために「セルフハンディキャップ」を打ち破る。

②ずっと楽譜を読んでいる

楽譜から情報を拾うと、
速い・難しいフレーズでは処理速度が追いつかないことがあります。
この処理速度を上げて、初見で何でも出来るようになることは理想ですが、
それは習得に時間がかかるスキルです。
本番で良い演奏をするためには、目先の難所をいち早く克服すべきです。
それによって身につけた技術が初見の処理能力を上げてくれます。

③動きのイメージが曖昧

曲をインテンポで弾いたときに動きが曖昧になることがあります。
早口言葉で呂律が回らないのと一緒です。

これは、そもそもの動きが良く分かっていないことが原因になっています。
(そうでなければ単純な技術不足)

もしも暗譜していたとしても、
時間の経過によって指の動きのイメージは劣化していきます。
定期的に楽譜から起こし直す作業も必要です。

部分的にでも、明確に暗譜をしよう

上で述べた
②ずっと楽譜を読んでいる
③動きのイメージが曖昧
を解消するために、意図的に暗譜をする練習をすべきです。
本当に難しい場合を除いて、本来は既に技術を持っていることが多いのです。

弾けない部分だけを抜き出して練習することが大事ですが、
このときも暗譜するステップと技術的なステップの
どちらを行っているか、意識して分けます。

弾けない原因が技術でない場合は弾かない、暗譜する

自戒として極論を書きますが、
技術が足りていても何故か弾けない箇所は、
繰り返し弾くのではなく、意図的に暗譜しましょう。

既に弾ける部分を目的なしで弾くのは、
「練習」ではなく、「楽しんで弾いている」だけです。
(本番が近いなら、楽しんでいる余裕はありませんね)
何度も弾けばいつか弾けるようになりますが、
既に技術がある状態なら、覚えてしまえばそれだけで弾けるようになります。

今回の記事は以上となります。

個人的に楽譜を見ながら弾けるようになり、喜んでいましたが、
宜しくない状況に陥っていました。
意図的に悪い状況を打破出来るようにしたいです。

最後までご覧頂き、誠に有難うございました。