どうでもよいこと

「科学的な方法・アプローチ」で気をつけたいこと。

カラオケに行く予定が出来たので、youtubeで発声に関する動画を観ました。
下記のような謳い文句でした。
「〇〇大学の教授が声帯の構造に基づくこれまでyoutube上には無かった
 上達のアプローチを紹介!」
「ボイストレーナーが個人の曖昧な感覚で説明していた部分が
 科学的に裏付けのある解説で明らかになります!」

この動画が、個人的にはあまりピンとくる内容ではなく、
むしろ個人の感覚を積極的に使って説明している動画の方が充実していました。

現代は科学により多くの事実が判明し、
運動中は水を飲んではいけないと言われていた時代に比べ、
競技のレベルや引退する年齢が上がっています。

しかし、ギター演奏、スポーツや競技、果ては生活習慣に至るまで、
「科学的な方法・アプローチ」だけを頼っていては大きな成果が得られない
と私は考えています。

私が気をつけているポイントを本記事で紹介します。

科学的な方法・アプローチの注意点

科学的に未だに証明されていない事実もある

一昔前よりは競技に対する科学的なアプローチが進んだとはいえ、
それはまだ発展途上であり、全てが明らかになっている訳ではありません。
今後、100年、200年かけて判明していくこともあります。

感覚的な表現・説明を使えばすぐに会得出来た技術も、
曖昧さを避けて科学的な事実を頼ったがために、
遠回りになった、若しくは身につかないこともあるでしょう。

科学的に証明された事実が当てはまらないかもしれない

科学的な事実は「統計的に優位な結果が得られているか」です。

そのため、あなたの身体や今日の体調、競技に関連するコンディションにより
事実が覆ってしまう(確率の低い例外が起きる)かもしれません。

ギターの話なら、西洋人と日本人の身体の大きさの違いによって
使うべき技術が異なる場合があります。
必ずしも100%正解というものはないのです。

また、「科学的に正しいことをしている筈だ」と思っても
見落としている要素があれば、目標を達成出来ないことも考えられます。

感覚とのバランス

物事を会得するにあたっては、感覚と科学の両方からアプローチすべきです。

科学的なアプローチは実験により事実と証明されたことを使うわけですが、
証明されていない部分に上達に役立つ事実があるかもしれません。
感覚によるアプローチは最短で技能を習得出来る可能性もありますが、
そもそも努力の方向性が間違っていることも考えられます。

科学と感覚の両輪を上手く回すことで、上達のスピードは上がります。
私は感覚をアンテナや大まかな方針として、
科学的な事実により裏付けを取るようにしています。
(ギターに限らず、です)

「硬い音を出す際は指を固める」の話

とある曲のレッスンを受けた際に、
「その部分は硬い音が必要なので、右手の指を固めて弾いて」と指導を受けました。

自宅に帰ってその部分を練習していると、
「力を入れて指を固めなくても、硬い音は出るのでは」
という疑問が生まれました。
凄く信頼している先生でしたので、何が正解なのか、もやもやしていました。

そこから数ヶ月経ち、元陸上選手の為末大氏の動画で筋肉の動きを学びました。
(youtube見過ぎ)

「指を固める」とは、
「筋肉を硬めて、指がしならないようにロックする」のような意味であって、
「硬直して動きにくくなる程、力を入れる」訳ではないことを理解しました。
つまり、その先生の指導は正しかった訳です。

このように、感覚的な部分を実験的に明らかになった事実で補強できるのが
科学的なアプローチの良い面です。

今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、誠に有難うございました。